ファザーリング・ジャパンが執筆した「新しいパパの教科書」を、アマゾンから購入。
新しいパパの教科書
内容構成
- 第1章 パパ育児のススメ
- 第2章 パートナーシップ
- 第3章 パパのための子育て基礎知識
- 第4章 育児・家事のパパテクニック
- 第5章 パパとしてのワーク・ライフ・バランス
- 第6章 ”イクメン”から”イキメン”へ
長男が生まれた頃を振り返りつつ
新しいパパの教科書には、今5歳の長男が生まれた頃に読んでいればと思う内容が多く、その当時の自分を振り返りながら読んでいました。 六年前に長男の妊娠が分かった頃から、出産で入院するまで、ほとんどの事を嫁に任せっきりで、自分に子供ができて父親になる自覚など、当時はさらさら無く、すぐ近くにいながら、ただただぼんやりと眺めているような状態でした。
その頃は、一つの生命が誕生することの重大さが分かってなかったと思います。そんなもんだから、長男の出産に嫌々ながら立ち会ったものの、特に感動が起きませんでした。 どちらかというと戸惑いの方が大きくて、青白い長男にどう接していいのか分からなくてオドオドするだけでした。
そして、無事に産まれてからも、育児に興味を持つ事もなく、自分の時間が無くなっていく事への不満ばかりに目が行ってしまって、父親としての自覚いわゆるパパスイッチが入るまでに相当な地道で長い長い時間を必要としました。
もし、当時、この本があって、事前に読んでいれば、もう少しマシな心構えができていたんじゃないかと思い返してしまいます。
大事な大事な妻との関係
新しいパパの教科書を読んでいて特に気になった部分として、子供ができてからのママとのコミュニケーションに関する部分でした。 第二章のパートナーシップには、今からでも遅くないから、実践せねばと思わされる内容が書かれてました。
男性と女性のコミュニケーションの取り方には、話を聞いて欲しい女性心理と、問題を解決するアドバイスを送りたい男性心理という大きな違いがあります。それに気づかないで、いや知らないまま、「うちの嫁はオチの無い話しばかりする」「うちの旦那は全く話しを聞いてくれない」とすれ違ってぶつかり合って、ついつい夫婦げんかまで発展させてしまいます。そして、その姿を子供に見せてしまって、小さい子供に、必要のない心配をさせてしまいます。
これらは男女の考え方の違いを理解していれば避けられる事なので、書かれている事を参考にして、遅ればせながらママのフォローアップに勤しみたいものです。
やっぱり育児にまつわるお金とか制度とか
あと、もう一つはいやらしい話しというか、やはり子育てする上で重要になってくるのが、育児にまつわるお金の話。WEBで検索して調べてみるもののイマイチ把握しきれない。
そんなお金や制度について書かれてるのが第三章パパのための子育て基礎知識です。 出産育児一時金や児童手当の支給金額や、産休手当と育休手当の違いもありますし、育児休業制度の中身についても、事前に把握しておくと、その後の手続きや、お金のやり繰りを想定しておけると思います。
長男の頃と比べると、年々保証内容が充実していっていますので、出産に掛かる費用は少なくなってきてると思います。出産育児一時金も増額されているので、個室でフランス料理を食べながらのようなぜいたくをしなければ、ほとんどの費用を賄えます。
特に育児休業制度については、長男の頃には女性しか取れないという間違った認識を思っていたので、今振り返ると、数ヶ月でもいいので取得しておけば良かったと非常に悔やまれます。(ただ、現在、0歳の次男で取得中です。育休の生活っぷりはブログへ)
これからパパになる人の予習として、新しいパパの教科書は、目を通しておくには充分すぎる内容だと思います。これを参考にして自分なりのパパ道を!
いい父親でなく、笑っている父親になろう!