モリキチ

5歳の息子が、トンカツ屋にて、嫁のご飯と自分のご飯の量を見比べて「俺の方がご飯多いー！ママ、俺ずるいやろ？」と言って、頭を差し出し「ほら、三回殴っていいで！」と何かの宗教のように自らを戒める。全く意味 ...

5歳の息子が、おにぎりを食べながら「ママ！おにぎり作るの上手になったなー！おにぎり美味しいなー！」と絶賛する。ただ、そこには得に理由も根拠も全くない。

5歳の息子が、女の子向けのアニメを見ていて、萌えからのモジモジが行き過ぎて、手元にあったビニール袋を被ろうとしたので、「アニメで悶死する気か！」と止めさせた。将来が不安になる。

5歳の息子は、保育園からの帰り際に、お友達に向かって「俺の事、忘れるなよ！」と言い放ち「忘れるわけないやろ！」という今生の別れのようなやり取りをする。明日また会うくせに。

5歳の息子が、白色と茶色のタイルで舗装された歩道で、「白を歩かないと死ぬで！」と言って白タイルだけを跨いで歩き出すと、偶然すれ違った女の子も急に白だけを跨ぎだした。子供は素直だ。