モリキチ

9歳の息子が、口をモゴモゴさせながらお風呂に入ってきたので、ハイチューでも食べているのかと思ったら、「お風呂出てから、味わおうと思って」とアイスのコーンを噛まずに保護していた。アホな事ばかり思いつく。

9歳の息子が、そろばん塾から電話を掛けてきて「パパ、そろばん、家に忘れた」と言った。忘れ物がダイナミックだ。

9歳の息子が、朝、小学校の準備もしないで、本棚のコロコロコミックを手に取ったので、私が「朝から何する気や！？」と叱ると、無言のままコロコロを並べ替えて去って行った。マンガの1シーンみたいだった。

9歳の息子は、国語の穴埋め問題にて、「友だちの大介君は、まるで『ふとん』のように身が軽い」と解答していた。ふとんが羽毛なら間違いではないかもしれん。

9歳の息子は、塾の春期講習申込み時の学力診断テストで、国語の問題用紙が見つからないので、想像力だけで解答用紙を埋めるという荒業を繰り出した。ただ、マイケルジャクソンと答えさせる問題は絶対に出ない。