1995年の阪神淡路大震災の時の死者の80%は家屋の倒壊や家具の転倒による圧死が原因だったと言われています。
子供を寝かしつけて、ふと右側に並ぶタンス二棹を見る度に、夜中に地震が来てタンスが倒れてきたらと想像をすると無性に不安になります。
畳部屋ですので、タンスには前にしずまないで壁にもたれるように、タンスの下に板を数枚噛ましています。そして、なるべくタンス側に、子供は寝かさないようにしているのですが、大型の地震が来た場合は、これでは心もとないと思って、転倒防止グッズの取り付けを調べてみました。
家具転倒防止グッズ
家具転倒防止グッズでネットこ検索すれば、色々と出てきますが、和ダンス(チェスト)は背が低いので、天井へのつっぱり棒タイプだと尺が足りないし、壁が土壁ぽい処理になっているので、L字型の防止金具も付けづらいので、バッチリ合うグッズが少ないようです。結局、タンスの下と畳の間に差し込むプレート系のものぐらいで、今の板数枚との差はあまりなさそうです。
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子供を守るシミュレーション
そこでいざという時のために、地震で目が覚めた瞬間、即座に子供を守るように覆いかぶされるように、練習をする必要があるのではないかと。
スポーツでも、咄嗟の瞬間に体が反応できるように、反復練習を繰り返して、体に覚えさせるといいます。
ということで、子供が寝付いた頃を見計らって、子供を起こさないように覆いかぶさる事を数回繰り返してみました。そうすると覆いかぶさるにも、上半身から覆いかぶさるパターンと、足からのパターン2つがある事に気づきました。
で、どちらがいいのかを検討してみて、咄嗟の速さで考えると足からの方がスピードが出るような気がしたので、足からに一応決定。
足からいくとして、子供と私の間に空間を作るためには肘をつく必要がありますし、手のひらを上向きにすべきか、下向きにすべきかと考えだすと、いろいろと細かい部分もシミュレートしたくなってきます。
何だかポンペイの人体レリーフを思い出す
こんな事をしているとポンペイ遺跡の子供を守った姿の人体レリーフを思い出して仕方がありません。夜という事もあって、妙に悲壮感がこみ上げてきて、自分は咄嗟にあのようにできるのかと、自分に問いかけてしまいます。
正直なところ、こんなシミュレーションは無駄中の無駄に終わってくれる事が一番ステキな事です。こんな馬鹿な練習が役立つことなく、馬鹿な練習してたな、とふり返れたら、それこそ幸せだと思います。でも練習だけしておこうっと。