今まで子育てストレスと言えば、日々の子育てと家事に追われるママをイメージされてきたと思います。
しかし、ここ最近、イクメンという言葉の普及とともに、共働き家庭では当たり前のようにパパの育児の内容も濃くなってきており、それに伴って、男の育児ストレスも、ひっそりと目立たない処で、増加蓄積されていっているんじゃないかと思います。個人的に。
ママもつらいが、パパもつらい
ママに比べたら、そんなストレスなんて、まだまだ大したことが無いと思われがちですが、男の育休取得の推進が、新聞やテレビで特集されるぐらいに、浸透しきれていないパパの育児参加。
ママが職場で、「子供が熱を出したので早退します」というセリフを言うのに、ストレスを感じるのと同様に、いやそれ以上にパパが、そのセリフを吐きだす際のストレスも大きなものです。子供を養っていかなければという将来性へのプレッシャーと、育児に参加しなければならないというプレッシャーに挟まれて、胸が詰まる時もあると思います。
そういった状況と心境があったとしても、男の育児参加が求められている時代なので、パパが育児の愚痴を言うと、それは男のワガママとか、ただの弱音だとかにカテゴライズされて、世のママから批判されるだけ。
外に吐き出せないストレスは、深々と心の奥に積もっていくだけなのが、現状なのではないかと思います。
パパの育児ストレスははどうすればいい?
そのうち、パパの育児ストレスが社会問題になる日も、そんなに遠くないのではないかと想像してしまいます。そして、積もり積もったストレスから重大な事件や事故が起こってしまうかもしれません。
そうならないように、パパの育児休暇の取得しやすい社会環境の整備に合わせて、パパの育児ストレス発散ができる環境というか雰囲気を作っていくべきかと思います。 職場や友達と、普通に育児の愚痴を言えるような環境ができて、しんどいのは自分だけじゃないんだ、という事が分かるだけでも、気分は軽くなって、また明日も保育園に送ってやろうと思えるんじゃないかと。
今は、男の育児をもっとがんばりましょう!というスローガンが強すぎて、実際に育児に参加しているパパたちの心の声を抑え込んでいるような気がします。
じゃあ、私の場合は、どうかというと、毎朝、雨だろうが雪だろうが保育園まで送り続けて早5年目。夏場の辛さは半端なくて、汗ダラダラ流しながら、子供に急がせて、溜息ついてます。そういった時の子供の言動ややり取り等を、このムスコのオハナシで書いて、いいねやリツイートで反応をもらう事で、ストレス発散をしています。
パパだって育児の愚痴を言ってもいいんですよ。
育児は楽しい事ばかりじゃなくて、辛くて大変な事の方が多いものなんだからw
前へ前への情報ばかりでなくて、後ろでフーと息を付けるような情報というかコミュニティも、これから大事になってきそうです。 私は、会社の同僚と「うちのムスコは、休みになると朝早くて。あー、ゆっくり遅い時間まで寝たい!!」と愚痴るときに、少し幸せな気分になります。
その時、片手にビールでもあったら至福の瞬間かもw